『みんなまとめてアイドルマスター』

ニコマスは、ランキングというオーディションに参加している』と考えられるかもしれません。
投稿されたその時から。



新しくなってからランキング集計が複雑になってるので、ちょっとずれるかもしれませんが

自分で作った動画=担当アイドルと考えてください。




『単純な楽しさ』*1


『技術』*2


『発想』*3


この3つの分野でのアピールポイントを競う。


そしてその獲得できるポイントは労力という名のテンションの補正を受ける。
作品自体の能力が向上することになるし、視聴者により高く評価される。



「気に入っちゃったよオレ」な視聴者(審査員)からは、
マイリスト登録という☆を与えられ、その総数で順位が決まる。

そして順位が高ければ、より多くの人の目に触れより多くのファンを獲得できる。



流行という概念も勿論在る。
「ウッウッーウマウマ」だったり「ネイティブフェイス」だったり「乗馬マシン」だったり。
そしてそれは流動している。

「現在の流行」と当てはまる要素を持った動画は、☆がもらえやすくなる。



記者の概念を担当する者だっている。見る専という界隈をご存知だろうか。

ティンときた動画をブログでピックアップし、
気に入った動画に対する想いを爆発させた賞賛の文章を書いて紹介する、
MAD製作者に通じるアホさを持った者のことである。

その記事によって理解が増したり、
新たな魅力を視聴者が見つける手助けに繋がることだってあるだろう。多分。

それがイメージレベルアップだ。



そしてファンレターを担当する、
Nicomas Fanletter




さらにこじつけるのなら、動画のイメージレベルとその動画が取れる順位はイコールではない。




「プロデュースするという意味合いにおいては、
 ニコマスはすごく『アイドルマスター』である」


と前に発言したけど、ここまで概念がかぶるとは思って無かった。
まさにアイマスそのものじゃないか、ニコマスは。



違うところは、


・本当にに一からプロデュースしなくてはならないこと。


・アイドルの能力値、テンション(労力)に限界値は無い、ということ。
(何が起こっているのかわからないような、本当に素晴らしい作品が出てくるのはその所為。)
 動画という形態で縛られてるかもしれないが、それでも紙芝居、架空戦記、NovelsM@ster、参遊亭Pの寄席 などなど広がりんぐ


・ファンが、審査員が、記者が実在の人間であり、しかも誰でも参加できるということ。


・プロデューサーランク、ようするに作者としての知名度が順位に直接関わってくること。


特に前3つは差異というよりも、アイマスがゲームとしての限界から表現し切れなかったことのようにも感じます。


このニコマスという変態紳士なムーブメントは、これらの点においてアイマスを凌ぐかもしれません。




ここまで書くとこのように気づいてくれる人がいるでしょう。

「再生数やマイリス数を稼ごうとすることだけが、作品を作る事へのニコマスの原動力ではない」と。

申し訳ない事にこの文章はもともと、
「ゲームとして、トップアイドルを目指しひたすらオーディションに勝ちファンの数を稼ぐことがアイマスだ。」
という論に対して書き始めました。

最後にこう言うのが目的でもあります。
「ファンの数を増やそうとするだけがアイマスではない。」とも




ニコマスPは好きだから作ろうとやってきたんだろうし、見る専だってそれらが好きだから紹介しようとやってきたはず。

それが、こんなに「まさにアイマスだった!」という状態に収束するだなんて妖精さんが居るって証拠だよ


見る専という定義を自分でもいまいち掴めてないのですが、

MAD製作者も見る専も何もかもみんなまとめて

どれもニコマスアイマスで在るために必要な要素だと思います。


*1:へぼピーナッP『シビれさせたのは誰』

*2:慈風P『ジェットセットラジオ』

*3:その作者にしか表現できない独自性、精神性からくるもの
   前に紹介した『君は僕の物』